SONY WH-CH710N 分解/修理(音が出ない)

ヘッドセット・ヘッドホン

はじめに

片側から音が出ないヘッドホンの修理をしていきます。
ジャンク品として購入しまして、Wirelessヘッドホンで状態はそこまで傷んでなく、修理できたら活躍してくれること間違いなし!ということでバッチリ使用できるよう気合を入れて修理に挑戦します。
原因は後ほどご紹介しますが、割とよくある故障原因だと最近気づき始めている内容ですので、ぜひ読んでいただければと思います。

分解方法のご紹介

イヤーパットの取り外しとドライバの分解

・イヤーパッドを取り外します。ドライバーに引っ掛ける感じで取り付けられているだけですので、引っ張る形で簡単に取り外すことができます。
・内部を確認するためには、4箇所ネジで固定されていますので全て取り外します。プラスネジで特殊なネジではありませんがネジ山を潰さないようにしっかり押し付けながら回していきます。

・ネジが外せましたら隙間にスパッジャー等を差し込んで分解します。特に切り欠け等はありませんがしっかりハマっているので手でやるのは苦戦するかと思います。精密のマイナスドライバーなどでも問題無いと思いますが、傷つけないように注意が必要です。
・基盤は更にもうひと押しネジの取りはずしが必要です。こちらもプラスネジ4箇所で固定されていますので、先程どうようネジ山を潰さないよう回していきます。
・やっとこ基盤=配線が確認できるまで分解ができました。
右側にはバッテリーが収納されています。遅くとも修理開始前、できればこの段階でバッテリーのコネクタは外していきましょう。

ドライバ内部の分解

・次にドライバの方へいっている2本のケーブルですが、プラスネジ3箇所で固定されているカバーを分解する必要があります。接着剤などでは固定されていないので、ネジを取り外せば分解することがかのうです。
・各カバーのケーブル入り口は粘着剤?で固定されていまして分解時にケーブルが動かず、やや融通が利かないなってイライラするので、私は接着剤を取り除きました。
・先に述べてしまうと左右をつなぐケーブルは問題がなかったので、今回の分解についてのご紹介は以上となります。

修理について

原因の探索

・まずはケーブルの導通を確認していきました。ケーブルが複数本密集している所が左右をつなぐケーブルとなっていまして、白黒のドライバにいっているケーブルは白はドライバに黒はノイキャンの関係のケーブルのようです・
・導通の確認では、左右のケーブル=問題なし!基盤からドライバへのケーブル=問題なし!あれれれれい(*_*;)となりまして、半田クラックを疑い微妙だなと思う箇所はハンダを付け直しました。

原因はドライバ内部への線が断線

・メイン基板側は問題ないだろうということで、ドライバも部分を調べていきます。
両方の外側に配線されているケーブルがメイン基板から伸びてきた白いケーブルとなりまして、内側の2箇所がドライバ内部と繋がっているところになります。
肉眼では中々に見えなかった(ろっ老眼ではないです!はずです(゚A゚;)ゴクリ)写真は顕微鏡で写したものとなりますが、ほっそーーーーーい線が右側にはバッチリ見えるかと思いますが左側は行方不明状態でした。
・写真におさめることができなかったのですが、顕微鏡を駆使しつつ左側の線を見つけて千切れないように慎重にはんだ付けをしました。
本当にすごく細い線ですので、ダメにしないようにかなり注意が必要です。私は前回ご紹介したRAZERのBlackshark V2を修理する時に同じところの線をハンダし直す時に少し千切れちゃった経験が有りましたので、探すのも慎重!はんだ付けも慎重にやりました。
お願いなんで、この内部にいくケーブル太くしてほしいっす(人∀・)と思いながら頑張りました。

・作業がし易いように取り外していたケーブルもしっかりはんだ付けをしてバッテリーを繋ぎ、この状態で動作確認をしたところバッチリ音が出ることを確認できました。
動作が確認できたので、取り外した逆の順番にて組み立てをし、今回の修理は完了となります。

さいごに

前回のRAZERヘッドセットや今思うとLogicoolのヘッドセットも同じだったのではと思い、音が聞こえない時の原因は今回と同じ事象であるコレが多いのではと感じました。
老眼でなくても中々肉眼では確認に苦労するところではあるので、虫眼鏡や安価な顕微鏡は必要になるかなと思います。(まぁそれは人それぞれの内容かと思いますが…)
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。
修理に悪戦苦闘の中心が折れそうな時や原因これじゃない?って時のテンション上がっている際の心の声をTwitterで発信していますので、ぜひフォローしていただければと思います。

コメント