Logicool G703 分解/マウスホイール修理&スイッチの取替え

マウス

はじめに

マウスホイールの軸が折れて空回りしていたのを1度割りピンを刺して仮補修してたマウス!しばらくそのまま使用していましたが、互換性のあるホイールを購入できたので取替えて完全復旧してこうという内容になります。
また折角なので、G703HマウスのマイクロスイッチをG PROと同じものに取替をしていきます。
分解手順をご紹介しながら進めていきますので、最後まで読んでいただければと思います。

G703の紹介

値段!使いやすさ!仕様!いずれも優れていて非常に人気の高いゲーミングマウスだと思います。
そんなG703をまずはすこーしだけご紹介いたします。
製品型番 G703-Hero
接続方式 Wireless
サイズ  124mm×68mm×43mm
重量   95g
・HERO 25K搭載 400以上のIPS、100~25,600の最大DPI感度の高度なセンサー
・LIGHTSPEEDワイヤレス 超高速LIGHTSPEED技術搭載で1msワイヤレスゲーミングマウス、最大35時間連続でゲームをプレイすることができる。
・人の手の形に合わせて成形されるエルゴノミクスデザイン

分解手順

分解していくには、まずソール部分のシールを剥がして隠れてる4本のネジをはずします。
ネジは4本ともプラスネジとなっており、精密ドライバーがあれば取り外すことができます。
マウスソールは両面テープで再利用も可能で、今回は再利用していくので折り曲がったりしないように剥がしてキレイに保管しておきます。
隙間にスパッジャー等を差し込んで開けることはできますが、右側にはケーブルが繋がっているので開ける時は断線しないように注意が必要です。(写真右て:使い込みすぎて穴あきそう)
フレキシブルケーブルは黒い部分を均等に上げた状態にするとフリーになりケーブルが引き抜けるようになります。

次にバッテリーが着いている台を外します。ネジは2本、あとバッテリーがコネクタ接続されていますので、工具か手で摘んで引き抜きます!
これでバッテリー台座とメイン基板が分離できますが、マウスホイールはこのままだとまだ取れません。
さらに基盤に固定されている4本のプラスネジを外していきまして分離するとホイールがフリーの状態になります。ホイール交換でしたら分解はここまでで十分です。

スイッチ交換のためにさらに分解していきます。
はじめに、左右のスイッチは赤い丸の3本と写真では見えないですがオレンジの丸にもネジがあるので、計5本外す必要があります。

そうすると手の甲ら辺のカバーが外れて、さらに4本ネジを外すと左右独立した形でカバーが外れるようになります。

左側のネジを外し取り付けられている部品を外します。
その後2箇所ずつネジで基盤が固定されていいますので、4本ネジを外します。
すべてプラスネジとなっています。
ハンダ作業をしますので、基盤を取り外して作業がし易くなるような位置に持ってきておきます。
分解手順は以上となります。

ホイールの交換

まずはホイールを新しいものにして取り付けます。なんてことはない!ただ差し込むだけです(๑´ڡ`๑)これで交換は完了!

おまけですが、バッテリーがヘタった時に取替えられればなぁ〰️ってことで名盤を確認しときました。
容量は240mAh 3.7V 0.9Whのバッテリーでした。

マイクロスイッチの交換

まず元々使われているスイッチですが『D2FC-F-7N(G)』というマイクロスイッチになりまして、今回取替に使うのが『D2FC-F-K(50M)』というマイクロスイッチになります。Logcool G PROマウスと同じものを採用することにしました。
他にも色々種類がありクリック感など各々特徴があるようなので別の種類に替えるのもいいかなと思います。


スイッチの交換ですが、はんだ付けされている3箇所だけハンダ吸い取り器などを使用してはんだを除去していきます。
はんだ吸取り器を使用する際は、基盤のランドやパターンを傷つけないように注意してやりましょう。
はんだ吸取り器ですが、メカニカルキーボードのスイッチ交換の時に購入したものが結構オススメですので下記にリンクを貼ります。
先端にシリコンチューブがついているので、素人のワタシでも少し使用したら慣れてランドも傷つきにくくて使いやすく感じました。

古いスイッチの撤去ができたので、新しいスイッチの取り付けをしていきます。
私は固定台などを持っていなかったので、片方の手ではんだゴテを!もう片方の手でスイッチを抑えながらはんだを絶妙な位置で固定するという感じで、ちょっと苦労しましたがバッチリ付きました。
フラックスを塗ったと思いますので、取り付け後は無水エタノール等でキレイに掃除をしておきましょう。

マイクロスイッチを戻す工程ですが、こちらはそれほど難儀なものではないのですが、クリックするカバーというんですかね、こちらの左側をつけるときだけ少しコツが必要なので写真を使ってご説明します。

左側のカバーは、マウスの出っ張っているところにカバーの赤丸が収まることが必要になっています。
収めるのは難しくないのですが、カバーを装着時にしっかりはめられない感じになります。
3枚目の写真が使いまわしのですいませんが、オレンジ色の箇所にある出っ張りに引っ掛ける必要があります。
ということで、付けるときはまず前の方からしっかりと収まるように引っ掛けて、クリック箇所の先端を気持ち持ち上げるようにして、後ろも方の出っ張りに引っ掛けるとしっかりとハマります。
このちょっと先端を持ち上げるところがポイントです。

終わりに

長く愛用していると軸が折れて空回りなんて不具合は珍しくないようなので、安く非常に簡単に取り替えられるのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか!
また、スイッチも耐久回数がありますので、調子が悪くなった場合などに同種のものに取り替える時や、クリック感を変更したい時などの参考にしていただければと思います。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

コメント

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