Logicool G810 分解/キースイッチ取替(水害故障) ゲーミングキーボードの修理

キーボード

はじめに

logicool G810ゲーミングキーボードの分解/キースイッチの取替のご紹介をします。
飲み物をキーボードにこぼしてしまい複数のキーが反応悪い状態となってしまったジャンク品を格安で購入しました。
以前G510のキースイッチ交換に挑戦しまして、その時中々に大変だったので、もうキースイッチ交換はしたくないとこちらの商品の購入はしばらくためらっていたのですが、1,000円で購入できるとなり買っちゃいました。
Romer-Gのスイッチをアリエクで購入しまして、反応しない又は反応が悪いキースイッチの取替をしていきます。
まずは清掃をがっちり行い、その後に動作確認をして、該当するキーを取り替えるという手順で行きたいと思います。
手間がかかりそうですが、やっていきます(;´∀`)

製品紹介

まずはすこーしですが製品のご紹介です。
製品名  G810 ORION SPECTRUM 
接続方式 USB(有線)
サイズ  15.24cm×44.45cm×3.56cm
重量   1.18kg
・レスポンスに優れたRomer-Gメカニカルキースイッチを採用
 アクチュエーションポイント=1.5mm、押下圧=45g、キーストローク=3.0mm
・メディアコントロールボタンが搭載され、音楽、ビデオの再生、一時停止、ミュート、ボリュームコントロール操作が可能
・複数キー同時押し、アンチゴースト対応で意図した通りのキー入力が可能
・好みの角度に合わせて0°、4°、8°の3つの角度でキーボードをセッティング可能

キーボードの分解

フレームの取り外し

では分解についてご紹介いたします。
はじめに裏面にあるネジを外していきます。G810ですが、残念ながらロゴがあるシール部分にもネジが隠されています。分解後も見た目は気になると思いますので、シール部分はゆっくりと丁寧に剥がしていきましょう。
ということで、裏面にあるネジは8箇所になります。ゴムの滑り止めのところはスパッジャーを写真のように差し込めばキレイに剥がすことができます。この部分は戻す時に両面テープでバッチリ修復します。

ネジですが、上の方にある5本と下の方にある3本は微妙に違います!下の3本には青色の塗料?があるので覚えておいてください。
一応無印のネジが下の方にはつかないようになっているようなので、あれ?と思ったらネジを確認してください。
ネジが外れたらスパッジャーを写真のように差し込みながらグルっと一周切り欠けを外していきます。
テコの原理でパチパチ外していきますが、終わったとこはピックを挟むとやり直しがないのでオススメです。

フレームと基盤の分離

上面のカバーと基盤とを分離していきます。
ネジは基板側に黒いネジが5本、シルバーのネジが4本、オーディオコントロールするローラーのところに1本、USBケーブルがコネクタに1本繋がっているので、すべてを取り外していきます。
キーキャップがついたままでも取り外すことができますが、今回は清掃をしっかり行いたいのでキーキャップも全て取り外していきます。(写真は取るのを失念しました)
中々に汚れておりました!エアーダスターでホコリなどを粗々吹き飛ばして、無水エタノールと綿棒で細かい汚れを落とし、アルコールのシートで拭き上げました。
キーキャップは食器用洗剤で汚れを落とし乾燥させて、掃除は完了としました。

動作確認

USBケーブルだけ付けて動作確認をしたところ清掃前に確認した状態よりはだいぶ良くなったのですが、数回実施しても「3」と「S」が強く打鍵するか2~3回打鍵しないと反応しない結果となりました。

キースイッチの取替

ハンダをハンダ吸い取りきで除去してキースイッチを引き抜きます!詳細は下記のリンクにある記事を参考にしてください。
ほとんどのキーボードがそうだと思いますが、写真で見ていただける通り裏面の基盤にもキーの記載がされています。大まかな位置は表面も確認しつつ詳細の箇所はこの記載を参考にして、間違ったキーを取り替えないようにしましょう。
2枚目写真ですが、Romer-Gのスイッチを分解した写真です。この構造を見たときに思ったことが、作りが単純だなって思いましたて、今回の症状はキースイッチを交換しても直らないのでは(@_@;)とかんじてしまいました。
動作確認がドキドキです。

エンジニア SS-02とその他のハンダ吸い取り器比較
はじめにキーボードのスイッチを青軸から違う軸に変えたくて、スイッチを全交換してみよう!ということで104×2=208個のハンダを取らなくてはいけないので、なんとなしに購入して使わなかった安物の吸取器があるのですが、せっかくなので口コミも上々...

動作確認と組み立て

組み立て前に再度キーの動作をしましたところ、先程の不安はなんだったのか!軽く打鍵した場合でもしっかりと認識してくれるようになりました。ということで動作確認はOKとします。
組み立てですが、取外した順と逆手順で組み立てていきます!最後のキーキャップはやっぱり面倒ですねー(ヽ´ω`)
配置はバッチリ覚えていませんので、事前に撮影した写真をみながらつけていきました。

さいごに

安く同種のキースイッチが手に入れたので、清掃だけでなくキーの交換もしていきました。
G810の分解ですが、裏面シールのところに隠しネジがあるのは残念ですが、ほか特段難しいものもなくできますし、工具もドライバーとスパッジャーなど差し込める棒があれば誰にでもできるかと思います。
保証が切れ後も長く愛用していく場合は清掃をすることをオススメします!ぜひご参考にしていただければと思います。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。