Logicool G613キーボード 分解/スライドスイッチを修理!

キーボード

はじめに

logicoolのワイヤレスキーボードG613で1部反応しないスイッチがあり、こちらの修理過程をご紹介しています。分解する時の参考にもしていただけると思いますので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。

G613 製品の紹介

Logicool Gではあまり種類のないワイヤレスキーボード!すこーしだけ製品のご紹介をします。
製品型番 G613
接続方式 ワイヤレス(LIGHTSPEED USB)
サイズ  47.8cm×21.6cm×3.3cm
重量   1460g(単三電池2本含む)
電池寿命 18ヶ月程度
キースイッチ ROMER-Gタクタイル
キーストローク 3.2mm
アクチュエーションポイント 1.5mm
・精確なキー入力を実現するメカニカル スイッチ。心地よい押し心地と静音性に加え、7,000万回のクリックテストを突破するほどの耐久性を備えている・
・6個の専用Gキーは、カスタムマクロやアプリ内コントロールを使ってプログラム可能

不具合の内容と修理方法

ゲーミングモードのスイッチ(スタンプみたいなマーク!windowsボタンを無効にする)のスライドスイッチ!こちらの基盤側で突起部分が行方不明になっている状態。これによりいくらスイッチをスライドしてもON/OFFができない。扱った時の感触がスイッチのカチャではなくスカって感じだったんですよねー。

Amazonで同じ形のを発見しサイズ・形状が合うので購入(20個)こんないらないけど、これしかないし¥500くらいだったので交換部品として採用していきます。G913キーボードなどにも同じの使われてたので、他にも使えると思います。

G613の修理(分解作業)

まずは裏面の滑り止めゴムと製品名など記載されているシールを剥がしていきます。そうすると写真の通りプラスネジが12本、Y字ネジが2本(真ん中)の計14本あります。
本体サイズがデカイだけあってネジの本数が多いですね!Y字のネジですが任天堂Switchとかにも使われてますね。最近のゲーミングデバイスでは見かけてませんねー、もしお持ちでなければ安価な精密ドライバーセットもあるので購入をオススメします。

隙間にスパッジャー等を差し込みながら上下に動かして、切掛を外していくイメージで分解をします。隙間ができたらピックなどで挟んでおくとイイです。左をやれば右が!上をやれば下がまたその逆がコジコジしてるとまた閉じて延々とループしてしまうのを防ぐためです。
切欠とは写真の矢印のところみたいのが複数ありますので、これを外していくんだなっと思っていただければと思います。

G613の修理(スイッチの交換)

今回はスイッチの部品だけ交換なので、基盤は外さずに作業をしていきます!
ボタン側は材質がプラスチックなので、半田ゴテがあたったりしたら溶けてしまうので、耐熱のテープで仮保護を一応しておきました。作業中は気づきにくいんで注意して下さい。
スイッチの取り外しは、フラックスをヌリヌリして半田ごてでハンダ部分を溶かしスイッチを取り除きます。その後にハンダ吸い取り線を使いながら古いハンダを除去し、無水エタノールにてキレイに清掃しました。(キレイになった)

新しく購入したスイッチを取り付けます。
取り外しの時と同様で、先ずはフラックスを塗布して予備ハンダ(基板側にうすーくハンダを盛る)ををします。スイッチの位置を合わせて、はんだ付けをしハンダが足りないようなら追加します。
はんだ付けが無事できたので、無水エタノールを使ってきれいに拭き取ります!(フラックスをきれいに拭き取るため )

今回はキーキャップを外すのが面倒いので基盤を取り付けたまま実施しましたが、基盤を外す際は、シルバーのネジの箇所を外して電池のプラグと一緒に引き抜けば取り外せます。

戻す作業は枠に合わせる形で『ふぬぅ』と押し込んでいけばパチパチはまっていきます。両面テープを使って滑り止めゴムとシールを貼り付けて完了です!

終わりに

G613ですが、電源のスライドスイッチの部分も同じ部品でいけると思います(見た目・サイズ・形状が同じ)もし電源部分のスイッチが効かないなど症状の際は確認してみてはいかがでしょうか。

使用した工具の一例

・はんだごて(ATF-1001ダイヤル式温度調節付き 初号機)※白光の製品なのでコテ先も変えられて
 エヴァのデザインで気に入ってます。

・白光(HAKKO) こて台とこて先クリーナー※長く使うには必須アイテム

・精密ドライバーセット※安いし色々付いているし初心者の自分には必要十分です。