はじめに
こちらの記事はSONYヘッドホンの分解手順についてご紹介をいたします。
オークションで動作未確認品として安価で購入ができたものを分解して中身の確認などをしていきます。先に結果を述べますと動作には問題なく使用ができる品物でした(少し残念)!ただケーブル被覆がボロボロの箇所があり何れ断線するかもなと思っております。
製品の紹介
分解の紹介に入る前にすこーしだけ本製品の紹介をいたします。
製品名:MDR-10R
接続方式:有線コード(1.2m)
形式:密閉ダイナミック型
ドライバー:40mmドーム型
重量:180g
マイク:無指向性
・40mmドライバーユニット採用により、レスポンスの早いパワフルな低域から解像度の高い高域にわたる広帯域(5Hz-40kHz)再生を実現。CDの情報量を超えるハイレゾ音源の再生にも対応し、スタジオやコンサートでの息づかい・空気感までをあますところなく再現。
・低域における通気抵抗をコントロール。振動板の動作を最適化することで、低域の過渡特性を改善し、リズムを正確に再現。
・通常のオーディオコードに加え、スマートフォンのハンズフリー通話に対応した着信/終話、音楽動画再生/一時停止などの操作が可能なマイク/リモコン付きコードを付属。接続機器に合わせてコードを使い分けられる。
MDR-10Rの分解 ドライバー部分
01_イヤーパットとカバーの取り外し
イヤーパットですが、台座にパットがしっかりはめ込まれており両面テープで固定されています。
そのため台座ごと外しますのでスパッジャー等を差し込んでテコの原理で外していきます。イヤーパットを外しても更にクッション材が、これまた両面テープ的なものと思いますが貼り付けてありますので手で剥がしていきましょう。
02_ドライバー部分の取り外し
次にドライバー部分にあるネジを4本外していきます。
ネジはプラスで、深いところで固定されてはいないので柄の長いのは不要です。普通の精密ドライバーで外せます!私はWowstickで快適なネジ外し作業をしていきます(๑•̀ㅂ•́)و✧
ネジを外しましてオープナーなどで少しこじった後ですと容易に手で分解ができました。ドライバー部分と赤いリング、ハウジング部分の三階層の構造になっているようです。
正直この赤いリングの部分ですが、作業中や組み直すときに邪魔というかやりづらい部分でした。ただ普段使いとしては、この赤いリング部分がアクセントポイントなので仕方がないですがね。
03_ドライバー等の内部
左側は基盤があり、有線コードのジャックと左右のドライバーへのケーブルがはんだ付けされています。
左側へは緑の線が配線されていますが、基盤にはGRNと記載があり、おそらくGREENの省略が記載してくれているのだと思います。
右側へいく線は赤色で、基盤にはREDと記載がありました。すごくわかり易いですね!
MDR-10Rの分解 ヘッド部分
左側から右側へ配線されているケーブルの通り道のところを分解していきます。まずは写真のネジ4本を取り外します!ネジを外してもそのままでは外れません!スライドを伸ばす方向(大きくする方)へスライドすると、その中段ぐらいで写真2枚目のように外れます。
単純には外れないような作りになってくれています。
ケーブルですが、スライドで動くところというのもあってか被覆がボロボロで触ると剥がれてしまいました。熱収縮チューブ的なものでもあればキレイに補修できたのですが、そのような便利なものは常備していなく、ビニルテープでは厚みができてしまうので使えないので、暑いのをぶっかけるのもマズイかなと思いつつホットボンドでコーティングすることにしました。
右側の聞こえなくなる不具合が今後発生した場合は、真っ先にこちらを疑っていこうと思います(;´∀`)
イヤーパッドの交換
内側がボロボロになってしまっていたイヤーパットですが、amazonで\1,000ちょいで売っていたので、購入して取り替えることにしました。
元のがパットと台座を両面テープで固定されていたので、古いパットは捨てましたが台座は再利用するためできる限りテープを剥がしていきます。
取り付けは写真で見ていただけるとおり切欠の部分がパットも凹んでいるので位置が合うようにはめれば完了です。
さいごに
今回のご紹介は以上となります。
有線タイプは作りがシンプルなので、故障した場合も特定と修理はそれほど難しいものにはならないと思います。左右繋げているケーブルが断線しないことを願います(人∀・)そこは大変だと思うので……
ヘッドホンはゲーム用のばかりなので、こちらは作業中などの音楽用に使いたいと思います。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。