エンジニア SS-02とその他のハンダ吸い取り器比較

その他デバイス

はじめに

キーボードのスイッチを青軸から違う軸に変えたくて、スイッチを全交換してみよう!ということで
104×2=208個のハンダを取らなくてはいけないので、なんとなしに購入して使わなかった安物の吸取器があるのですが、せっかくなので口コミも上々のしっかりとした吸取器を購入して比較してみようと思います。
今回始めて使うという点であることご了承いただきまして、どうぞよろしくお願いいたします。
購入した吸取器は下記になります。amazonリンクなのはご了承ください。

エンジニア ハンダ吸取器SS-02

エンジニア製のハンダ吸取器の特徴です。
①耐熱性シリコンノズル付き
 このシリコンノズルにより基盤にしっかり密着して、しっかりと吸い取ることと対象物を傷つけ
 にくくされています。
 取り替え用として約5cmのシリコンチューブが付属されています。
②コンパクトボディーで扱いやすい
 本体は通常は約15cm、使用時は約12cmほどとなり片手でも楽に扱うことができます。

使い方

半田ゴテで温めつつ覆いかぶせるようにSS-02の先端を押し付けます。側面のボタンを押すことで吸い上げる方式となっています。
シリコンチューブは柔軟性があり、350℃までOKという耐熱性もあるためしっかりと押し付けることができスルーホールもしっかりと除去することができました。
こちらSS-02の取り扱いはコンパクトボディーなため、手の小さい方でも無理なく使用ができると思います。また先端のシリコンチューブは複数回使うとボロボロとなってきます!その状態で使用し続けるとせっかくの密着性が損なわれ吸い取りがいまいちになりかねないので、そのような状態になったら付属されている交換用のシリコンチューブを取り付けて使用しましょう。

ハンダの作業をする場合はフラックスの塗布と作業後の無水エタノールを使用しての清掃は重要な手順なので、忘れずに行ってください。
ペーパーはキムワイプの丈夫なものを使用しています。

使用しての感想

今回メカニカルキースイッチのハンダ吸い取りに使用しまして、結論を先に言うと劇的な差は感じられませんでした。
吸取りですが、安価の吸取り器もある程度しっかり取ってくれてました。ただ半田ゴテ側だと思いますが多少ですが吸取りきれていないという感じでした。
エンジニア製はシリコンノズルでピッタリとくっつくので取り残し(失敗したのを除く)なくキレイに取れていました。

写真の上段は、エンジニア製で下段が安価の吸取器になります。
上段のほうが失敗が多いですが、この辺はまだ慣れていなかったのでご了承ください。
流石に100回近く今回使いまして、最後の方はほぼほぼ失敗せず吸い取れていますので、道具のせいでなくワタシのスキルのせいです。
下段を見るとキレイに丸く取れていないのがわかるかと思います。ワタシのウデのせいも少しあるのかな(゚A゚;)ゴクリ

大体40個ほどメカニカルスイッチのハンダを取った際のカスです。
ハンダのほとんどは、吸い上げた後に何度がピストンボタン押し下げると先端に詰まったハンダが取れるので溜まりにくい仕様になってくれています。
それでも全てのハンダカスが取れるわけではありませんので、メンテナンスも必要です。
SS-02は分解が可能となっていますので、内部の掃除ができるようになっています。
筒(本体内部)やバネ、先端などを綿棒やウエス等を使用して清掃していきましょう。
清掃後にグリスを塗ると、ノズルユニットネジ部の気密性向上と本体内部の摺動性向上の効果が見込めるようです。

さいごに

一発でキレイに取れるので、検証の10個くらいを除いてエンジニア製の吸取器を使用して無事すべて取ることができました。
何個か失敗したところもハンダを盛り直して再度吸取りを行ったらキレイに取ることができました。
密着させても先端がシリコンなので、気にせず押し付けることができましたしバネや外装もしっかりしているので長く使えるのではと感じています。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。