Logicool ERGO m575 トラックボールマウスの分解をしてみた。部品交換の参考に!

マウス

はじめに

 トラックボールの無線式マウスを入手!分解をしていく中で部品の確認などもしていきました。チャタリングや動作しない場合や清掃をするときなどの参考になるよう記事にしましたので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
 分解ですが、保証がなくなります!保証の有無に関わらず自己責任で行ってください。

LOGICOOL ERGO M575
Logicool(ロジクール)
¥7,370(2024/12/27 02:06時点)

製品の紹介

LOGICOOLが2020年11月に販売を開始したERGO M575はM570の後継モデルとなっています。
ブラックとホワイト、グラファイトの3色展開ってところも白いデスク周りで統一している人にとってはありがたいですね!
では簡単に。
接続方式:無線(USBレシーバー)、Bluetooth
電源:単3電池1本
サイズ:134mm × 100mm × 48mm
重量:145g
DPI:2,000

特徴や感想
・手をあまり動かさずに操作できるので、狭いスペースで使用することができる。
・本体を動かさずにボールを転がしてカーソル操作を行うので、かなり腕や手首への負担を軽減できる。
・USBレシーバーもしくはBluetooth®を用いて最大10mの範囲でワイヤレス接続が可能

分解の紹介

開封の儀

 まずは、電源OFFと電池は取外しましょう!想定外の故障を防ぐためには必ずです。
トラックボールですが、裏面に穴が空いていますのでスパッジャーなどで押し出しましょう!小指ならギリ行けましたけども文明の利器を使ったほうが確実です。
 裏面の滑り止めゴムが5個ありますが、全てにネジが隠れています。両面テープで張り付いていますのでスパッジャー等を差し込みながら剥がしてください。
 電池のシールのとこに隠れてたら嫌だな-と思いましたが、そこには隠しネジがなかったので良かったε-(´∀`*)

 ネジを取外しても切りかけで固定されていますので、手で開けようとしても空きません✘
スパッジャーを差し込みながら切掛を外していきます!ところどころパチッと音がなりますが、切掛が外れている音ですので一周ぐるっと差し込みながら外していきましょう。
 開けるときは上部とソール面がフレキケーブルで繋がっていますので、余丁は十分ありますが、注意してくださいね。

 邪魔なので、はじめにフレキケーブルは外してしまいましょう!現状は引き抜けないようにロックが掛かっています。黒い部分を均等に引き上げるとロックは解除されますので、ケーブルを掴んで引き上げれば取外し完了です。

ソール面の分解

 まずはソール面から更に分解をしていきます。と言っても外すところは殆ど無いです。
 トラックボールが収まっているところはネジ2本で固定されています。これを取り外すとセンサーがついた基盤が更に取り外すことができるようになります。こんなの部品売っているんですかねー?まぁガッチリ清掃したいときはこの手順まで行けば、存分にきれいにすることができます。

 メイン基板の方にはメインチップと抵抗などなど!無線式ですが電源は電池だからだと思いますが、思った以上にあっさりとした構成でした。

上面側の分解

 次に上部ですね!こちらはクリックのカバーの関係もあり、やや取外しにくい構造になっています。ただスイッチやマウスホイールの部分は簡単に分離することができるので、修理などはだいぶ楽ですねー!
 ネジは全部で8本だけです。赤色の丸がスイッチやホイール!黄色の丸が戻る進むボタンのカバー!青色の丸が左右クリックのカバーの部分となります。順番に外していきます。
 

赤丸の部分です。
 3本のネジを外すと黒い部分んと基盤が一緒になって本体カバーから外れます!このままではホイールは外せません。基盤と黒い部分は突起が差し込まれているだけなので、隙間にスパッジャー等を差し込めばポロッと外れます。
この状態までくればホイールは取り外すことができます!スイッチの交換をするときも裏面にてハンダ作業が必要となるので、やはりこの状態まで行う必要があります。
 スイッチですが、OMRON製のD2FC F-7Nというのが使われていますね!ゲーミングマウスと違って安価なものが使われていますね。OMRON製ではないですが、Amazonでも簡単に購入ができるやつなので、故障の際はチャレンジしやすいですね!ホイールは売ってるのかな?ホイール部分は約6mm、軸も含めると約26mmって感じですかね。

左右クリックのカバーはネジを取外してから引き抜くのですが、どのマウスもそうですが苦戦します。
感覚的ですいませんが、ネジが取り付けられていた面をかるーく引き上げます。2枚目の写真にある赤丸の箇所に突起物が見えるかと思いますが、この部分がまだ引っかかっている形になっているのでこちらも引き上げながら頑張って引き抜いてください。
進むボタンカバーですが、こちらはネジを外せば結構ラクに外せます。
戻るボタンですが、3枚目の写真にある赤丸の箇所で固定がされています。内側に押し込むようにすれば切りかけが外れますので、3箇所やってください。表面の黒いシートをめくれば外すことができます。

分解は以上になります!
戻すときですが、同じ工程の中で最後の部分で8本のネジを外しますが、左右クリックの4本とその他4本のネジは種類が違います。左右クリックのところが短いネジになっていますので間違いないようにしましょう。

さいごに

分解ですが、他のマウスと比べて特別難しいとかはなく、スイッチやホイールの交換なら他のに比べて簡単なくらいでした。
バッチリ清掃もしてさっそく使ったのですが、最初はボールの細かい動きの操作などが慣れず、慣れるまで大変そうだなっと思いましたが、案外すぐに慣れることができました。確かに手首は痛くならずスペースを必要としないので、かなりいい感じです。
まだ使っていない方は、安価なジャンク品でも探して、直して使ってみるのはいかがでしょうか。ぜひチャレンジするときは、またこちらの記事を参考にしていただければと思います。

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
他にも色々とデバイスを分解したり修理したりしていますので、参考にしていただければと思います。