はじめに
ROCCATのゲーミングキーボードVULCAN TKL PROを今回は修理などはなく分解・清掃が主となります。
メインで愛用していたのですが、この度メイン機を変えるため、しまい込む前に綺麗に清掃剃ることも兼ねて分解をしていきましたので、手順や内部部品のご紹介をしていきます。
最後まで読んでいただければ励みになります。
製品の紹介
着脱可能なTYPE-Cのケーブルでテンキーレス!キーの配置はやや間隔があるのでタイピングはしやすく普段使いにも問題にならないVULCANですが、簡単に仕様等をご紹介していきます。
接続方式:TYPE-C(着脱式)
ポーリングレート:1000Hz
アクチュエーション:1.4mm(Linearスイッチ)
押下圧:45gf
サイズ:360mm × 133.3mm × 34mm
重量:660g
感想などなど
・サクサク反応するリニアスイッチを採用されているので、高速でキーを叩く必要のあるゲームに最適
・プレートには航空機級のアルミニウムが使用されているので耐久性に優れているとともに汚れも目立ちにくく高級感もある見栄え。
・薄型の形状のため手の平が水平に保つことができるので、長時間の使用でも疲れにくい機構になっている。
・ツマミ形状のオーディオコントロールが付属しているので、プレイ中も簡単に音量の変更が可能
・ホワイトにデスクまわりのガジェットを統一している人に最適
分解の紹介
プレートとケースの分離
VULCANですが表面にはネジはありません!なので分解だけでしたらキーキャップは外さなくてもOKです。
ネジは裏面に全部で14本となります。見えているネジが9本、上部のスタンド部分に2本、製品のシール面に2本、下部の滑り止めゴム部分に1本という形です。
スタンドは片側にぐっと押し込みながらもう片方をスライドする形で頑張って外します。滑り止めゴムとシールは両面テープのようなもので貼り付けられていますのでスパッジャー等で引き剥がしていく感じになります。ゴムはやや引っ張る形になるので千切れないように少しずつ丁寧に剥がしましょう。
ネジを全て外す事ができましたらプレートとケースの間にスパッジャーを差し込みながら一周ぐるっとやることで切掛が外れて分離することができます。
他に比べるとVUKCANですが、ネジを外し終えてもしっかり固定されています。ネジがまだどこかにあるんじゃないかくらい固定されていますので、しっかりと差し込んで切掛を外していかないと分解はできませんので頑張りましょう!VULCANの分解ではココが一番大変なところでした。
基盤とプレートの分離
基盤の固定としてネジが5本、オーディオコントロールの固定で1本の計=6本のネジが取り付けられています。全てプラスネジとなっていますので外してしまえば基盤と分離することができました。
次のところで記述しますが、よくあるメカニカルスイッチとは違うので、基盤にはネジだけで固定されているようです。
すいまsねん!これは憶測ですが、スイッチの構造としてはキーを押し込むと光が遮断されることにより認識をしているのかな?2枚目の写真にあるものは左側がキーを押し込んでいる状態、右側はキーを押していない状態となっており、押し込んでいる方は赤い棒があるのが見て取れるかと思います。この棒により左右の送受信間の光が遮断されるって感じかなぁーって思っています。
メカニカルスイッチばかり見ていたので、珍しいスイッチで面白いなーってしばらくいじっちゃいました(;´д`)
基盤に取り付けられている部品
分解は以上となりますので、ラストは修理などする方の参考に部品の写真をアップしていきます。
メインチップやLED制御、TYPE-C端子などなどワラワラいきます。
さいごに
構造としては外装及び内部ともにシンプルな作りになっているな!というのが率直な感想です。そのため分解は特に難しいところもなく部品取替えもしやすいのかなーって感じです。
キースイッチは特殊なものなので、部品での調達が難しいと思いますので、他のジャンク品など安価なやつを買うしかないですね!裏面にある製品名記載などのシールは薄い上にしっかりついているので、ビリビリに破れてしまいました(´;ω;`)ブワッ!!今まで色々分解してきた中で初めてなので結構ショックを受けました。
ともあれ今回分解して綺麗にもできましたので、忘れたいと思います。
以上となります。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
他にも色々と分解や修理の紹介をしていますので、そちらもチェックしていただければと思います。